2007.01.05 (Fri)
カウンター 宇宙歴20070105-2
ギター文化館のブログと一緒に、自分のブログにもカウンターを設置しました。コメント少ないから、あまりヒット数は上がらないだろうけど、ま、おためし企画という事で。
明日は、12月31日のたそがれ清兵衛レビューです。

明日は、12月31日のたそがれ清兵衛レビューです。

2007.01.05 (Fri)
蝉しぐれ宇宙歴20070105
12月30日「蝉しぐれ」
原作:藤沢周平 監督:黒土三男 主演:市川染五郎・木村佳乃
ラインナップを見て分かるかと思いますが、私の最近のブームは「藤沢周平」です。以前は「池波正太郎」にはまってました、特に「剣客商売」シリーズは、何度読み返しても面白いです。ま、池波センセの作品については後日語るという事で。
最近は藤沢周平の「隠し剣」シリーズに惹かれて読み始め、古本屋で買い込んでいます。まだ3冊くらいしか読んでませんが、池波正太郎とはまた違う、人間くさい、家禄は低いが武士の心意気を内に秘めたような人物が描かれていて、勧善懲悪的なものよりも人間くささ、が感じられてとっても好きです。
何というか、日本人としての心の持ち方、美徳というものが描かれているような気がします。
「暴れん坊将軍」とか「水戸黄門」に代表されるような、絶対的な「力」をもつ正義の主人公が、悪い奴らをなぎ倒して、最後にはお上のご意向の前にひれ伏す、というのもわかりやすくて良いんですが、現実感がない。あ、やっぱりテレビの中の物語なんだという気持ちがぬぐい切れません。
そこを行くと、藤沢周平作品の主人公は軒並み「家禄30石扶持」の貧乏平侍が多く、巨大な権力者の欲望に翻弄されていく様を描いている事が多くあります。最終的には「隠し剣」で悪を切るんですが、そこの下りは全体から見るとほんのわずかで、それよりも武士としての生き方、人としての弱さ、切なさ、優しさ、喜びを描く事が中心となっいる気がします。そんな生活を自分と重ねる部分もあるのでしょうか。
そんな中ではじめに登場したのが「蝉しぐれ」

まだ、原作は読んでませんが、なかなかに良い作品でした。
ストーリーの中で、主人公の父親は幼少期に家督相続の渦中に巻き込まれて謀反の罪で切腹に処せられ、家禄を取り上げられて30石の平侍に落とされる。家も追い出される事になり、隣にいた幼なじみの「ふく」とも離れる事になる。その頃から二人は「想い合っていた」が主人公は「謀反人の息子」として世間からさげすまれる生活を続ける事になる。しばらくして、「ふく」が奉公先に上がった「奥」で殿様の手が付いて側室として嫁す事になる。しかし「奥」の中の陰謀ではじめの子は内密に殺されて死産という事になり、「ふく」は故郷の「藩主」のお屋敷に戻って来ているとの事であったが、実は2人目の「殿」子供を出産していた。これが知れてしまい、再び家中の「悪い虫」が家督相続のどさくさで権力を握ろうと暗躍し始める。そうしている内に何故か主人公の家の家禄が旧録に復帰し再びもとの生活に戻った。しかしそれは汚い取引の交換条件が付いた。「ふく」が産んだ殿のお子をさらってこい、と命じらたのである。これは父上が巻き込まれた「陰謀」が再び繰り返されているのだ、と感じ迷った主人公は「ふく」に全てを話し、自分に子供を預けるように言う。そして信頼出来る家老に子供を預けるべく奔走し、悪い虫の連中と戦い最後に逃げ切る。
このなかで、サブタイトルとして「20年1人の人を愛する事が出来ますか?」となっているが、言わずと知れて主人公と「ふく」の関係の事である。しかしそれぞれが既に別の伴侶をもらい、子も設けていても、その気持ちは変わらない。しかしそれはドロドロとした想念ではなく、
純粋に人を想う心の清らかさ、男女が心に秘めたる純粋な愛情が描かれていたように感じます。
ただ市川染五郎と木村佳乃という役者自身の持つ、清潔さが出ていたとは想います、が何となく綺麗に描きすぎているかな?とも感じました。
綺麗すぎる、と言うのも殺陣(たて)や果たし合いのシーンでの市川染五郎の雰囲気が美しすぎて、何となく脆弱で「剣客」としての鬼気迫るものがなかったせいかな?とも想います。その他の大事な「心」の部分ではこれ以上ない良い雰囲気でした。
ま、また原作読んでから見返してみます、そうするとまた違う印象があるかも知れませんね。
原作:藤沢周平 監督:黒土三男 主演:市川染五郎・木村佳乃
ラインナップを見て分かるかと思いますが、私の最近のブームは「藤沢周平」です。以前は「池波正太郎」にはまってました、特に「剣客商売」シリーズは、何度読み返しても面白いです。ま、池波センセの作品については後日語るという事で。

最近は藤沢周平の「隠し剣」シリーズに惹かれて読み始め、古本屋で買い込んでいます。まだ3冊くらいしか読んでませんが、池波正太郎とはまた違う、人間くさい、家禄は低いが武士の心意気を内に秘めたような人物が描かれていて、勧善懲悪的なものよりも人間くささ、が感じられてとっても好きです。
何というか、日本人としての心の持ち方、美徳というものが描かれているような気がします。

「暴れん坊将軍」とか「水戸黄門」に代表されるような、絶対的な「力」をもつ正義の主人公が、悪い奴らをなぎ倒して、最後にはお上のご意向の前にひれ伏す、というのもわかりやすくて良いんですが、現実感がない。あ、やっぱりテレビの中の物語なんだという気持ちがぬぐい切れません。

そこを行くと、藤沢周平作品の主人公は軒並み「家禄30石扶持」の貧乏平侍が多く、巨大な権力者の欲望に翻弄されていく様を描いている事が多くあります。最終的には「隠し剣」で悪を切るんですが、そこの下りは全体から見るとほんのわずかで、それよりも武士としての生き方、人としての弱さ、切なさ、優しさ、喜びを描く事が中心となっいる気がします。そんな生活を自分と重ねる部分もあるのでしょうか。

そんな中ではじめに登場したのが「蝉しぐれ」

まだ、原作は読んでませんが、なかなかに良い作品でした。
ストーリーの中で、主人公の父親は幼少期に家督相続の渦中に巻き込まれて謀反の罪で切腹に処せられ、家禄を取り上げられて30石の平侍に落とされる。家も追い出される事になり、隣にいた幼なじみの「ふく」とも離れる事になる。その頃から二人は「想い合っていた」が主人公は「謀反人の息子」として世間からさげすまれる生活を続ける事になる。しばらくして、「ふく」が奉公先に上がった「奥」で殿様の手が付いて側室として嫁す事になる。しかし「奥」の中の陰謀ではじめの子は内密に殺されて死産という事になり、「ふく」は故郷の「藩主」のお屋敷に戻って来ているとの事であったが、実は2人目の「殿」子供を出産していた。これが知れてしまい、再び家中の「悪い虫」が家督相続のどさくさで権力を握ろうと暗躍し始める。そうしている内に何故か主人公の家の家禄が旧録に復帰し再びもとの生活に戻った。しかしそれは汚い取引の交換条件が付いた。「ふく」が産んだ殿のお子をさらってこい、と命じらたのである。これは父上が巻き込まれた「陰謀」が再び繰り返されているのだ、と感じ迷った主人公は「ふく」に全てを話し、自分に子供を預けるように言う。そして信頼出来る家老に子供を預けるべく奔走し、悪い虫の連中と戦い最後に逃げ切る。
このなかで、サブタイトルとして「20年1人の人を愛する事が出来ますか?」となっているが、言わずと知れて主人公と「ふく」の関係の事である。しかしそれぞれが既に別の伴侶をもらい、子も設けていても、その気持ちは変わらない。しかしそれはドロドロとした想念ではなく、
純粋に人を想う心の清らかさ、男女が心に秘めたる純粋な愛情が描かれていたように感じます。

ただ市川染五郎と木村佳乃という役者自身の持つ、清潔さが出ていたとは想います、が何となく綺麗に描きすぎているかな?とも感じました。
綺麗すぎる、と言うのも殺陣(たて)や果たし合いのシーンでの市川染五郎の雰囲気が美しすぎて、何となく脆弱で「剣客」としての鬼気迫るものがなかったせいかな?とも想います。その他の大事な「心」の部分ではこれ以上ない良い雰囲気でした。
ま、また原作読んでから見返してみます、そうするとまた違う印象があるかも知れませんね。
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