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2007.12.04 (Tue)

ことば座の講演まで2週間

今月の12月16日(日)今年最後の「ことば座」の公演があります。

今回はギター文化館で、僕がギターでの音楽をつけます。
前回は前半のみでしたが、今回は2つの演目全部私が音楽を担当させていただきます。
それで、昨日初めての合わせ稽古があったのですが、とりあえず通しでやってみて、どこに音楽を入れるかが課題になりました。

演目は2つ

第1部:「里の舞い歌」(さとのまいうた)

第2部:「緋桜怨節」(ひざくらうらみぶし)

第1部の里の舞い歌は7つの詩の朗読を舞う「朗読舞」です。
例えば、その一節を紹介すると・・・

「舞い人」(まいびと)
  私は舞い人
     常世の風に乗って
     常世の時に漂い
     古里を舞う
  ふるさとに風が流れて
  時を紡いで
  暮らしを舞う
     私は舞い人
  風に舞い
  時に舞い
  恋に舞い
  命を舞い明日を紡ぐ
  ・・・

このような詩に併せて、その詩を情感豊に聾唖の舞姫が、体で、手話で、舞いで、感情や文章を表現していきます。この朗読舞は見る者を惹きつける魅力があります。私はその1節1節に併せて、音楽を入れるだけですが、これがなかなか難しい。
複雑な曲ではいけない、長すぎてもいけないし、ミスが多くてもいけない。あくまでBGMとしてイメージを育てる肥料の役割を担う音楽を奏でなくてはいけません。しかしこんな事書いていても、私にそれだけの力量があるかどうかは・・・(^_^;)

朗読舞

いま、必死に昨日見せてもらった舞いをイメージしつつ、曲を選んでいます。
選ぶったって弾ける曲から選ぶんですがね・・・<(_ _)>


それで第2部の「緋桜怨節」は朗読舞というか、舞姫の一人語り的な舞台になります。
舞台となるのは先日ご紹介した「菖蒲沢薬師古道」(しょうぶさわやくしこどう)で、その薬師堂のお堂にまつわるお話にインスピレーションを受けた近藤さんが創作した物語です。

薬師古道探訪その1

薬師古道探訪その2

ストーリーは結構すごくて、薬師堂を見下ろす丘の上に立つ山桜の根本に、3人の男の首が埋まっていて、その亡霊が夜ごと出てきて「首返せ・・・首を返して下さい・・・」と出てくる。
そのお堂には齢80を超える老婆が住まっていて、亡霊はその老婆に首を返せ返せと化けて出てくるが、どうしてそんなことになってしまったかという物語。
舞台はその物語を老婆が一人語りにての独白で始まる。

私はその物語に「サクラ変奏曲/横尾幸弘」を使いたくて練習してました・・・しかし昨日やってみると、なかなかに難しい・・・これは大変だと今悩んでいる所です。

物語は「緋桜」(ひざくら)とついてますが、実際の物語進行は桜には余り関係がありませんので、別にどの曲でも良いかも知れませんが、私のこだわりとしては日本人の原風景を思わせる花の一つは「桜」ではないかと思っています。なので、例え関係が無くとも、イメージとして春、舞い散る花びらの下、淡い緋色の山桜の葉の色が血を連想させるなかで、繰り広げられる出来事、そして男と女の情念、凄惨な風景の中にも人間の性(さが)を描いたようなこの物語には、この桜をテーマとした曲が相応しいのでは?と考えています。

序曲・テーマ・変奏・・・そして終演のトレモロまでそれぞれの箇所を、所々に配し演奏するつもりです。しかし昨日の合わせでは長さが足りなかったり、長すぎたりする場合が多く、問題が残りました。
同じ変奏を繰り返して伸ばす、もしくは途中で止めるなどして併せなければいけないな。
今までの朗読舞とは違って、座った状態での手話の独白なので、あまりダラダラと音楽を入れるのは好ましくない。場の緊張と緩和を手助けする感じで良いのではないだろうか・・・と考えています。

考えれば考えるほど、深みにはまる・・・でも面白い。

私にこんな役割をくれた「ことば座」の近藤さん・小林さんに感謝です。


がんばろう・・・

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