2007.12.10 (Mon)
鹿島スタジアム

里山も色づきが増して、深い茶色になってきました。
冬の訪れを教えてくれる、なかなか素敵な季節です。昔から僕は秋・冬が好きでした、北海道の秋は早く9月下旬には寒い風が吹き始め、大体初雪が10月下旬に降り、雪が積もることもあります。この10月下旬か11月初旬の雪は根雪(翌春まで残る雪)になることは滅多にありませんが、この雪を過ぎると冬が来ます。
冬は厚着して、川などに行くと石の下などにまだ虫がいて、必死に冬を越す準備をしています。そう・・・この時期になると家の中に山から、テントウムシやカメムシが越冬するために天井裏や壁の中に進入して、造りの古い家などでは日当たりが良い方向の壁の中には一面びっしりとコロニーを形成して翌春を待ちます。
ま、秋の到来はこちらでは1ヶ月遅いですが、同じように色づいて素敵な紅葉を見せてくれます。
そんな秋の寒い日に初めて、茨城県が誇るサッカースタジアム「鹿島スタジアム」に行ってきました。試合は天皇杯の5回戦「鹿島アントラーズVSヴァンフォーレ甲府」でこれに勝った方が準々決勝い進出です。
茨城に7年ほど住んでいるとはいえ、それほどサッカー熱も高くないこの私、まさか鹿島スタジアムに行くことになるとは夢にも思っていませんでした。確かにJリーグ開幕から2年くらいは、にわかサッカーファンの仲間入りをし、なぜかガンバ大阪を応援していた僕。その後ワールドカップなどの年には人並みにテレビは見ましたが、高いチケット買ってスタジアムにまで行くなんて事は全く考えてもいませんでした。
しかしアントラーズファンの八郷の一番親しい友人Nさんに「鹿島の試合行かない?」と聴かれて、もうすぐ茨城を離れるし、記念に一度くらい見ても良いか・・・と思い、承諾した。
正直プロ・スポーツというものは余り興味がない、ワールドカップやオリンピックと言った日本代表が頑張るのであれば、国民として応援するのもやぶさかではないものの、数あるチームの中でどこを応援すればいいのかよく分からない所がある。北海道には地元チームというのが昔は全くなかったからね、野球と言えば巨人ファンばかり、サッカーと言えばやはりヴェルディ川崎のファンが多かった。今では日本ハムとコンサドーレ札幌という立派なプロチームがいて、やはりスポーツ熱は20年前とは大違いです。
鹿島スタジアムは当たり前ですが、県東の太平洋沿いの鹿嶋市にあり、八郷からは車で1時間半ほど。それほど遠くはありません。しかし鹿島臨海工業地帯と鹿島スタジアム以外におしなべて宣伝するものもなく、鹿島スタジアムは陸の孤島にぽっかりと現れた宇宙船のような雰囲気です。
まず有料の駐車場に車を入れ、スタジアムまで3分ほど歩きます。
鹿島スタジアムの周辺では、休耕地などを利用しての民間の駐車場が数カ所あり、地元の人の小遣い稼ぎくらいにはなっているようです。大体は1000円ほど、Nさんがいつも利用している所は500円だというので行ってみた。すると800円に値上がりしていた。どうやら近隣の駐車場から安くしすぎるとクレームが来るようで、渋々800円にしたようです。そしてその値上げの変わりと言っては何だけど・・・と言う感じでおそらく自分の家でとれたと思われる、野菜をくれました。ネギ1束、ブロッコリー2つ、ピーマン1袋、あめ玉8個、紙パックのコーヒー牛乳。とってもうれしい事ですが、これで採算あうのでしょうか?と思うくらいの野菜でした。ありがたい、他の所は止めるだけで1000円、特に特典無しのようだ。とってもいいおじさんで、帰りは車道の流れに身を挺して車をとめて僕たちの車を出してくれた。ありがとう・・・。

おもむろに野菜を出し始めるおじさん。
そして鹿島スタジアムへ、駐車場から出て少し進むと鹿島スタジアムがその巨大な姿を見せる。

初めてのスタジアムだ、鹿島スタジアムはJリーグ発足の時に、その中に入れてもらうために1万5千人のキャパだったスタジアムを増築して、5万人の巨大スタジアムに生まれ変わった。ワールドカップ会場としても使用されたのは記憶に新しい、近くで見るとその大きさに圧倒される。写真の下の方に群衆が見える、初めファンが試合前に行進でもしているのか?と思ったら、違って、地元の「歩く会」のおじいちゃん・おばあちゃんの行列だった。
スタジアムに近づくと、まだ試合開始前15分前だというのに地鳴りに似た音が聞こえる。聞くと応援合戦が既に始まっているらしい。どんだけ熱いんだ?

とりあえずチケットを購入、初め「サポーターズシート」というのが安い、と言うのを聞いたがその状況はすさまじいらしく、座ることもゆっくり見ることもできないらしい。常に「♪オーオオーオオー♪」と声を上げ続け、応援リーダーに従って応援歌を歌うらしい、ビギナーの僕にはとてもそんなのについていくことはできないだろう・・・とりあえず、観客もそれほど多くなさそうなので、SA席(サイド側の1階部分)4000円を買ってみた。結構するけど、みんな迷わずこれを買っているようだ、サポーターズシートの熱き観客はこんな遅くには来ないと言うことか。

中に入って、座席にく前にゴール裏の例のサポーターズシート・アントラーズ側を見てみるとすさまじいことに・・・。試合返し前だと言うのにこの熱狂ぶりはなんなのだ?しかしスタジアムに実際にいて、この歓声を聞いて、応援の太鼓や巨大な旗を見ていると、こっちにも熱が移るのか僕の胸まで熱くなるようだった。これはすごい、元気をもらえる感じがする。
ようし! おれも張り切ってアントラーズを応援するぞ!
にわかアントラーズファンへとなりかわり、良いところの席をゲットしていざ選手入場。
さすがに間近で見るプロのサッカーは迫力が違う、というか面白かった。テレビで見ていてもこんな興奮は味わえない。

アントラーズが綺麗なセットプレーで1点を撮った後、後半に1点を押し込まれ試合は接戦に、手に汗握る良い試合だったと思う。一方的な試合だとこんな興奮は無かっただろう。
生で見て初めて分かることだが、サッカーは後半が圧倒的に面白いと思う。
選手も疲労がたまってくるのか、もしくは逆にエンジンがかかって来るのか、前半で両軍ともにはなかなか攻めきれない展開が多いものの、後半になるとお互いに敵陣深く切り込んで、セットプレーなどが増えて、惜しい場面・危ない場面が増えるからだ。
そんななかで、後半投入された柳沢が決勝点をきれいに決めて鹿島アントラーズの勝利に終わった。初めてのプロスポーツ観戦は、思いの外の満足だった。もちろん、にわかファンとはいえ、応援したチームが勝ったことはうれしい。このまま優勝まで行って欲しいね。
誘ってくれた、Nさんに感謝です、またこんな機会があるといいかもね、北海道に帰ったら日本ハムの試合見に行ってみようかな?
| BLOGTOP |

