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2007.04.25 (Wed)

何故こんなに・・・

今日はおもたーい内容をひとつ。
これはやっぱり皆さんで考えて欲しい大きな問題です。

今日は久々に本気泣きしました。



最近、年とってきたせいか「涙もろく」なった気がします。
でも良くなくその「涙」は大体が「感動の涙」がほとんど・・・。

後はほとんどあくびか花粉症でしたね・・・(^_^;)


でも今日は久しぶりに「せつなくて」そして「悲しくて」泣いてしまいました。



ただ、それを恥ずかしいとは思いません。





昨日、友人から1通のメールが届きました。
「ちびワン(仔犬)を保護してしまって、飼い主を捜しています。」という内容。

実はこの夫婦とはかなり親しい付き合いで、しかも「犬」に関してはかなり深い「縁」で結ばれています。

実はこのN夫妻の飼っている犬は私が「ゴミ箱」から拾ってきた犬です。
その話は後に書きます。


N夫妻は八郷の土地で、おそらく私の一番の理解者であり、一番大事な友人でもあります。
そんな友人が「犬を保護して困っている」と言っている。

しかも私が以前に犬を保護して、困っているときに、その子を気に入って保護してくれた「恩」もある。
そしてその子は幸せに家族として扱われている。

どう考えても、このN夫妻のもとで「もう1匹」というのは無理がある。

そしてこの「里親探し」というのは難しいのが世の常。
犬を飼うというのは本当に「出会い」がなければ、成立しません。

「飼いたい人」と「飼われたい犬」がそろわないと成り立たない。
「飼われたい犬」は大勢いるものの。「飼いたい人」はなかなかいない。

「飼いたい人」でも、タイミングで「今はちょっと」というのがほとんどである。このタイミングなんて奇跡のようなものです。



そうこうしているうちにやはりN夫妻宅で問題が発生。
元々家にいた犬が「嫉妬」で半狂乱になってしまっているとの報告が入った。「一晩だけでも佐久間さんちで・・・」と言う話になった。
しかし私は水戸にいて友人宅にいたためとても迎えに行けなかった。

ごめんと誤り電話を切った。

「どうすればいいのか、これからでも迎えに行くか・・・」そんなことを考えながら、別の友人宅で話をしていると、たまたまその友人が知っているところで「動物指導センター」というのがあるというのを聞いた。

茨城県動物指導センター

どうやら、ホームページを見ると「捨て犬・猫」や「世話しきれなくなった犬・猫」を引き取る事が出来るという。
しかも「譲渡会」といって、いわゆる「里親探し」もしてくれるらしいのである。

すばらしい施設があるものだと想いました。

これは渡りに船と、電話して話をした。

しかし、そういう施設に預けるにはそれなりの覚悟が居る、おそらく最終的に「里親」が見つからなければ「殺処分」が待っていることでしょう。それを前提とした「預け」に行くにはN夫妻、時に旦那は繊細すぎて「耐えられない人」だと想いました。

実際にそんな優しい、そして繊細な人です。

ここは、私が以前に受けた「恩」を返すチャンスだと思い、私がそこに預けに行くことを決心しました。


そして大混乱のN夫妻宅に電話し、その旨を伝えるとかなり「ほっ」として安心した様子。

とりあえずその晩は私が遅くに預かることになりました。

そして明日には預けに行く「殺処分」になる可能性を秘めた場所へ。















しかし・・・

















それは「可能性」などという生やさしいものではありませんでした。

















翌日、私は「その子」を車に乗せ、一路、笠間の「動物指導センター」へ向かいました。
もちろん午前中に仕事の休みを頂いて・・・。


動物指導センターに入って、カウンターに行くと手慣れた感じで色々と聞いてくる。
実際の話を、その人に話しながら犬を預かってもらえる事を確認した。

















「犬は中1日の日をおいて(明後日)、処分されますがよろしいですか?」













「えっ?・・・・」







僕は一気に血の気が下がってしまった・・・・







「ここに預けられた子犬たちって“譲渡会”などで里親探しをしてくれるんじゃないんですか?」






「ここに捕獲・収容されてくる犬・猫は年間5000匹にも登るんです、譲渡会は定期的に、月1回くらい開催されますが、そこで準備される犬はわずか5匹くらいなんです。ですからそれ以外の動物はすべて処分の対象と言うことになります、こちらに動物をお預けいただく場合、それを了承していただかなければなりません」





ここまでの説明も、遠いところでなっている「町内放送」のように聞きながら、しかし、それでも確実に僕の頭では理解されていた。




体が震えた・・・



いま僕は小さな一つの命のあり方を決定しようとしている。



しかし僕にその決定する権利があるのか・・・・



涙があふれそうになった・・・



しかし、動物を飼うということは「自分の命を分け与えるようなもの」
その覚悟がない人に飼われる犬も、飼う人も不幸になる。


それは分かっている・・・



・・・でも・・・・



・・・・でも・・・







僕にはやっぱり、飼うことは出来ない・・・。



命を分け与える余力はない・・・・















「・・・分かりました・・・・お願いします・・・」




・・・とだけ答えた。






おそらく聞いてから答えるまでは数秒だったと思います。


それでも、かなり長い時間に感じました。




思いっきり「顔色」に出ていたようです。








でも、私は「殺処分する」事に同意してしまいました。











その子の運命を決めてしまったのです。










その数秒に本当に様々な事を考えました。




昔、飼っていた犬「メリー」のこと、

そのメリーが居なくなったときの気持ち、

実はそのメリーが父親が「山に捨ててきた」という事実を知ったときの気持ち

このことに関しては、また後で書きます。







「里親を自分で捜した場合は、大丈夫なのでしょうか?」








やっとの思いで、そのことだけを聞きました。






「そうですね、皆さん新しい飼い主さんを見つけてもらえるのが、一番良いことです。見つかったらすぐに連絡下さい。」










しかし、たった2日で新しい飼い主を捜すのは容易ではない。








この自分はしゃべった言葉は決定された「処刑」に対する、自分で理解するための、飲み込むための心の手続きでしかない・・・。







そう思うと、よけいに自分に腹が立った・・・。





するとそのセンターの人が


「それではちょっと待ってください、独房が開いているかどうか聞いてみます」





「独房?、そんなのどうだって言いじゃん、確かに子犬だから一緒に入れたらかみ殺されちゃうかもしれないから、防止のためかな?」ともっていた・・・







「・・・ああそうですか、あいてますか。それでは1週間おねがします・・・ガチャ」

「独房あいているそうなので、1週間だけお預かりします。その間に里親探してください。」






「1週間良いんですか?・・・」





「そうです1週間だけですが・・」





私はそのときの複雑な気持ちを忘れられません・・・。


「どうせ1週間延びただけなんだろう?」というあきらめの気持ちと「1週間の間に見つかればこの子は助かるんだ」希望の気持ちがかなり「半々」にブレンドされたドロッとした気持ちでした。







とりあえず、これで最後かもしれない、と思い

最後の運命を決めた人間の義務として、どのようなところで1週間待つのか知らなくては・・・、と思い「犬舎を見せてください」といった。



「良いですよ」とこころよく答えてくれました。















・・・犬舎内は、心に残るすさまじい光景でした。

続く

テーマ : ・゚・(ノД`;)・゚・ウわああ!! ジャンル : 日記

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*Comment

初めて読ませていただきました
私も犬猫飼っていたことがあるだけに、読んでいていたたまれなくなりました
なんとかしてあげたい、でも、なんともならない事ってありますょね
預けると決断をするときのリックさんの心情を考えると・・・・
も〜言葉もでません
もぅ犬の事は過ぎてしまったことなのかわかりませんが、続きを読ませていただきますね
じゅん |  2007.04.26(木) 19:19 |  URL |  【コメント編集】

■悲しい現実

じゅんさん、コメントありがとうございます。

続きは読まれましたか?

良ければ最後まで読んだ感想を、またコメント下さい。

これも人間の所業だと、ゆっくりと考えさせられる事件でした。
リック |  2007.04.27(金) 09:15 |  URL |  【コメント編集】

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